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町広報とフューチャー・デザイン

町制施行50周年に何かできないか?
イベントや式典だけでなく、過去と未来をつなぐものを…。
職員だけで行われたプロジェクト会議の中で「フューチャー・デザイン」を提案し、2021年度末からワークショップ等で活用を始めました。

フューチャー・デザインとは?

フューチャー・デザインとは、

これまでの経過

最初は、職員研修でワークショップを実施。
広報に関するお困りごとを解決するために、町民の代表の皆さんに集まってもらった会議の中で。
小学生と大人(先生・役場職員)の参加するワークショップで。
町制施行50周年記念のためにあつまってもらった委員会の中で。
いくつかの場面で、フューチャー・デザインを行ってきました。

将来世代からの意見、将来可能性、持続可能性…
今の世の中の流れもあり、注目されている手法です。地元の新聞社だけでなく、全国紙の新聞社の方も遠方から取材にきていただきました。すでに実践されている他市町村よりもFD歴の浅い町の状況を取材していただくことになり、ただただ恐縮するばかりです…。

広報とフューチャー・デザイン

広報担当となって3年目を迎え、悩みはつきません…。(現在4年目)
ウェブ上、紙面、様々な媒体がある中で、何が必要で不必要なのか?
行政側の意向だけでなく、読み手が求めているものは何か?
様々な要望が来ているが、それをかなえることで壊れるものはないのか?
そもそも、行政から出すべき情報が全て出せているのか?
町の広報に関して、今直面している課題だけではなく、未来へ持続できる方法を模索し、解決の糸口をつかみたい。

広報業界の情報過多と悩み過多で、一人では抱えきれなくなり
町制施行50周年記念プロジェクト「広報のミライを発見したい会議」と称して、町のホームページと広報誌のリニューアルについて検討・ご意見を聞くための会議を開催することにしました。
そしてちょうど昨年の今頃、この会議の初回に参加者の皆さんにフューチャー・デザインしてもらいました。
今の世代の利己性(損得勘定)でだけではなく、未来の自分からの意見を考えることで、利他性を発揮できる。「現代人の要望」とは違う視点からの「未来人から意見」が出てくる。
フューチャー・デザインの備えている選好・視点の変換は、そのとき最も求めていたものでした。

フューチャー・デザインで得たもの

3つの班の結果で共通したものは、デジタル機器(タブレット端末)を利用した情報授受でした。
これ以外に、班個別の意見としては個性的な結果となりました。
『デジタル化するだけでなく、やっぱり紙面も必要。』
『デジタルだけど、人の温かみのある通信』『VRの活用』
『情報の選択ができる(双方向で)』 等
広報のデジタル化を考えていたところに、真逆の結論も含まれた討議結果も…。

『紙面も必要』
デジタル化を想定していたので…、『思ってたんと違う』ところからの再出発となりましたが、違う視点の意見を知れただけでなく、自分の中の考えもフューチャー・デザインによってブラッシュアップされました。

広報誌・月報 前面リニューアル

そんなわけで、今年度中に月報・広報誌の刷新・全面リニューアルを行います!!
(広報のリニューアル時期は、令和5年度の後半からの予定です。)

『今』必要な広報のカタチから
『未来人にとって』必要な広報のカタチへ
時代にあわせてつながっていけるように。
木城町のみんなにとって、よりよいカタチのお報せを届けていけるように。
まずは、一歩前進。

そして、刷新前の広報きじょう7月号を発行しました!